もーすっかり平常どおりのお元気さを取り戻したあっとちゃん。
毎晩のオヤツのおねだりも、一段と激しさを増しております。
さて、今回の発作から回復するあたりで、あっとちゃんのお耳がほとんど聴こえてないのでは?と思うことがあったです。
玄関ドアの開閉にも気付かなかったりとか、死角から呼びかけると無反応…とか、ビスケット!とかメルメル!(ミルクのことですすみません)などの、従来なら一気にテンションの上がるワードをぶつけても知らん顔とか…。
まぁ、すでに多少マイルドになってる感はあったんだ。
でも、雷恐怖症のあっとちゃんのお耳は今まで鋭敏すぎたのでね、ちょっとマイルドになったくらいで平穏に過ごせるならそれはそれで良し、と思ってたんだけど、ほぼまるきり聴こえてないっぽいのには多少のショックは禁じ得なかったのだ。
あっとちゃん、ものっすごーく言葉がわかるこなのに、言葉のコミュニケーションは取れなくなっちゃうのかなと思ってさ。
それで、ハンドサインを考えたわけよ。
人差し指を立てたらオスワリ、手のひら見せたらマテ、マテの手のひらがグーになったらヨシ、「オリコウ」はご褒美と同時に肩のあたりをポンポン、「あっとちゃんこっち見て」は手のひらヒラヒラするのね。
「お茶の子さいさいよー!」あっとちゃんはひじょうに賢いので、ハンドサインは四、五回で覚えたよ。
ところがじゃ!
やっぱり咄嗟に出る、コラ!とかアカーン!とかはついつい声で注意しちゃうんだ。
そしたら…
「ビクッとしちゃうから大声やめて!」コラ!言われたら、離れててもバッと振り返るあっとちゃん。
「ハンカチ持ってきて」(←オヤツを包む布コングになる)は声符で機敏に反応するあっとちゃん。
試しに、あっとちゃんから見えない位置で口笛吹いたりカンカンを叩いたりしてみたら、反応はあったり無かったりだ!!
どーなの!?どーなの!?
ちょっとは聴こえてるの?
「交響曲第一番《onigiri》…」ニヤニヤ
(耳がロン毛に見えないこともない)
あっとちゃんがS村G内氏なら、さしずめあたしはN垣さんなんですかね。
なんかもー、よくわからなくなってきたよ。
考えてみたら、我々の間に陳腐な言葉は不要とも言える。
あっとちゃんはいつだって寡黙で、かつ雄弁であった。
でもハンドサインの練習は楽しそうにやってたから、それはそれとして続けていこう。と思いました。