若い頃ほどムンムンと薫ることはなくなったとはいえ、夏場は撫で回す飼い主の手が汗ばんでるせいか、あっと先生ご自慢の毛皮のサラツヤ感が失われがち。
しかし彼は16歳のSrD(しにあどっぐ)、こまめに洗うにはお風呂の負担が気にかかる。
そんなSrDには、どうやらドライシャンプーがオススメなのらしいよ。
調べてみると、泡タイプやスプレータイプなど、洗い流さないドライシャンプーがいろいろ市販されてるのね。
過保護ノイローゼ気味の飼い主が、いくつかピックアップしてよさげなドライシャンプーを検討してみたんだけど、なんて言いますか、全成分表示していないものも多いし、表示されてる成分を
調べてみたところで
う〜んとなってしまった。
日本では、ペット用のシャンプーやケア用品は単なる「雑貨」扱いであり、使用成分の安全性や表示義務についての法的規制は無いの!
極端な話、台所用洗剤薄めて「ペットシャンプー〜爽やかなピンクグレープフルーツの香り〜」言うて売ってもオッケーなのよ!
そー思うと、表示されてる成分を調べてみたとてそれが本当かどうかすら疑わしくなるし、表示されてる成分でこれなら、表示されてない成分には何が入っているやら。
(シャレオツなブランドが出してるけっこう高価なシャンプーやドライシャンプーも、あれっ!?って成分だった。製品のキャッチにはナチュラル&安全安心を謳ってたけど、値段やブランドイメージは製品の内容とは関係無いんだな)
こうなるともうノイローゼ炸裂なもんで、辿り着いたのが
重曹。「わー、ナチュラル奥さんの仲間入り?似合わなーい(笑」食用の重曹を洗面器一杯のお湯に大さじ二杯くらい溶かして、タオルを絞ってフキフキ。
ほんでお次は真水で絞ったタオルで二度フキ&三度フキフキ。
ところで重曹は「炭酸水素ナトリウム」。舐めてみるとショッパイ、お塩の成分です。
食餌でナトリウム制限してるのに、ボディケアでうっかりオーバーしちゃっては元も子もないので、重曹フキフキのあとはしっかり水拭きして拭き取ります。
「サラツヤシニアどっぐです。」毛皮のベタつき、立ち上るオニギリ臭もスッキリ!
ただの水拭きだけよりもサラッと仕上がります。
しかも重曹は、掃除や洗濯にも使えて便利!!
だけど、イヌちゃんネコちゃんの体に付いたり舐めちゃったりしそうなところに使用するときはご注意ですよ。
「言わせてもらうけど、ベタついてたのはあくまで君の手のせいやで」