少し前の記事にも書きましたが、あっとちゃん、ステロイドで投薬治療ちゅうなのですよ。
脊椎の変形で刺激されてる神経の炎症を抑えるためのものです。
薬で症状がうまく抑えられていると調子がよく、思いのほか活動的になったり。
そこでやんわりと減薬していくと調子を崩して危なっかしくなったりです。
行きつ戻りつしながら薬効が得られる最小限の投与量を探っているんですけど、
調子がいいときに調子に乗ってはしゃいじゃうと、減薬したときにダメージが返ってきちゃうのね。
だから、前回の通院のときに、運動を厳しく制限するようにお達しを受けました。
薬で症状を抑えてるだけで、根本的に治るものではないから、と。
あっとちゃん、16.5歳にもなってておかしなことを言うようですが、ほんとについこの間までわたしはあっとが高齢だと実感してなかったのです。
年の割にはあんまり顔も白くならないし、タオル振り回して踊るし、散歩から帰ったら回転するし、カーペットぼりぼり掘ってるし。
ほんと、ついこの前の秋までくるっくる回転してたんだよ!!
今だって背中の毛並みは黒々とツヤツヤだよ!!
そういえば、と思い出すといつの頃からか堤防ヒョイ乗りもしなくなり、タオル踊りもしなくなってた。
昨年の晩秋あたりからは回転もしなくなって、買い替えたカーペットは一度もホリホリしてない。
少し前のお天気のいい日に散歩したときは、ズルズル滑って踏ん張れず、お山に登れなかった。
出来なくなっちゃったことややめちゃったことを思い出して数えあげてしまい、ちょっとづつ、じんわりと、あっとがあっとでなくなってしまうような。
お菓子の袋パリパリ開けてたら飛び起きて来てた、話しかけて質問したらイエスノーを瞬きで返答してくれてた、珍しいおやつをもらったらぐりんぐりんぬすくって踊って、散歩に出たらグイグイ引っ張ってあたしの肩の関節を逆折りした、あっとはいつの間に?あれ?どこへ?
あっとが心地よくごきげんでいられるようにお世話して病院へ行ってお薬をもらっているけど、根本的に治るものではないらしい。
治って、元のようにグイグイ引っ張るあっとには戻らないらしい。
なぜなら老化だから。
あっとちゃんのことをシニアだのプラチナムだのさんざん言うておきながら、実は全然ピンとなんて来てなかったのだ。
おそらくわたしは、今それをようやく実感しているところです。
鈍い飼い主が気づかないくらいのスピードでゆっくりゆっくり年を取ってくれたあっとちゃんは、やっと今頃気づいたの!?と驚いているのかもしれません。
くっついてトントンしてあげると丸くなって顔くっつけて眠る今のスウィートあっとちゃん(↑下僕が抜け出さないように手で押さえてる)は可愛くて可愛くてたまらんですけど、心のすみっこで、ほんのちょっと、(あんた、寝てるときに撫でたらウザがって起きて移動してたやん…)と突っ込んでしまうのです。
なんかこう、そんなこんなをやっとようやく実感しつつあるところで(遅い)、でもうまく受け止めきれてないような、正直なところ、「???まじで???え?ほんとに???」という気持ちです。
あっとちゃんはそんな飼い主の戸惑いをよそに、今夜もお元気でごきげんでおられます!!
サードごはん、夜ーグルトを召し上がり、寝よう寝ようとデレっておられます。(↑撮れたて最新画像)
今回はびみょーな話でなんかすみませんなのでコメント欄は閉じておきます…。
鈍い飼い主を、あっとちゃんと一緒にそっと見守ってみてください。