金色に輝く半額シールもまぶしいブリの大パックである。
あっと殿下は、低タンパク療法食カリカリは全く食べなくなりました。
缶詰をトッピングするのも、ごはん(白米大好き)と混ぜるのも通用しなくなり、あろうことか、しまいには食欲そのものまで減退してしまうしまつ。
どんなに「いい」カリカリでも、食べてくれなくてはどうしよもないのです。
そこで方向転換である。
手作りごはんです。
手作りでは、ちゃんとした療法食のような計算された低タンパク処方は無理なので、そこは活性炭を増量して対応だ!
ちょっと無茶な方法かも知れないが、とにかく食べてくれなきゃ弱る一方だから!
半額のブリを、たっぷりのお湯で茹でて…
下僕がちまちまと指でほぐしながら骨を取り除きますよ!!
ほんで一食づつに小分けして冷凍します。
これ、ブリ大根用のブリで、脂がのっててすごく美味しそうだったのだが、ブリ大根とかは出来ないのです。
なぜなら私はあっと殿下の料理人だから。
ピンクのテープのがブリ、ミドリのテープのは鳥肉です。
時間のあるときにまとめて仕込んでおいて、
お芋やカボチャとごはんと混ぜて、おじやっぽいごはんです。
同じごはんが続くと
「ええ〜またこれ〜?」とおっしゃるので、鳥とか豚とかタラとか鮭とか、いろいろ丸めて冷凍してんの。
「苦しゅうない!よきにはからえ!」
先週あたりはごはんが進まなくて、一日どんより寝てばかりな殿下でしたが、
食欲が戻ってきて、元気も出てきたよ!